日銀神戸支店が1日に発表した兵庫県企業短期経済観測調査(短観、3月調査)は企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でプラス7と、前回12月調査のプラス19に比べて悪化した。大企業製造業DIの悪化は2四半期ぶり。国内では建設に伴う鉄鋼需要の伸びに加えて緩やかに輸出も伸びた半面、国内の個人消費の回復が鈍く、景気が停滞している様子が浮き彫りになった。

 3カ月先については、大企業製造業がプラス9と2ポイント改善する見通し。一方で、全規模全産業では今回のプラス5が0まで悪化する見込みだ。大企業製造業による輸出が主導して景況感の改善が描かれているようだ。

 資金繰り判断DIは全規模全産業でプラス13と、前回のプラス12に改善。「苦しい」が減り、「楽である」との回答が増えた。金融機関の貸し出し態度判断は全規模全産業でプラス23と、前回のプラス20から改善した。特に中堅企業で「緩い」との回答が増え、「厳しい」が減った。金融環境は引き続き緩和的であることが鮮明だ。